Rubyは簡単なコーディングでプログラムが始められるため親しみやすい言語です。
このページではRubyを使用するにあたって必ず必要となる出力の手法をマスターしましょう。
Rubyで文字、数値を出力する方法
Rubuで出力を行う際に使うのが大きく分けて『print』『puts』『p』の3つコードです。
それぞれのコードに細かな違いがありますが、初心者が覚えておきたい情報は以下の通りです。
出力時の改行 | 戻り値 | |
無し | nil | |
puts | 出力ごと 配列は要素ごと | nil |
p | 出力ごと | オブジェクト |
それぞれの出力コードを実行して違いを確認してみましょう。
まずは『print』です。
数値はそのまま入力しますが、文字列の出力は『””』、配列は『[]』で囲みます。
#printの使用例
print "Hello World!"
print 100
print [1,2,3,4,5]
#改行コード\n使用
print "1行目\n2行目"
#実行結果
Hello World!100[1, 2, 3, 4, 5]1行目
2行目
『print』は出力ごとの改行がないため、連続で記述すると1行で出力されます。
改行したい時には『\n』を記述しましょう。
・puts
次に『puts』を試してみましょう。
#putsの使用例
puts "Hello World!"
puts 100
puts [1,2,3,4,5]
#改行コード\n使用
puts "1行目\n2行目"
#実行結果
Hello World!
100
1
2
3
4
5
1行目
2行目
『puts』は配列も含め出力ごとに改行が入ります。
配列の中身が多いと出力が長くなるデメリットはありますが、その他は『print』と同じように使えるので初心者のうちはどちらを使っても良いでしょう。
・p
最後に『p』です。
#pの使用例
p "Hello World!"
p 100
p [1,2,3,4,5]
#改行コード\n使用
p "1行目\n2行目"
#実行結果
"Hello World!"
100
[1, 2, 3, 4, 5]
"1\u884C\u76EE\n2\u884C\u76EE"
『p』はデバッグ用の出力形式で、記述した内容がそのまま出力されます。
また、改行コード『\n』は使用できないことを覚えておきましょう。
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