変数とは文字や数値を入れて管理する際に役立ちます。
定義した変数の中に文字列や数値を入れる手法、出力する手法を学びましょう。
変数で文字列、数値を定義する手法
Rubyで文字列を定義するときには『変数名=”文字列”』、数値を定義するときには『変数名=数値』を使います。
このように定義した変数は『puts 変数名』で出力できます。
実際の例文を見てみましょう。
#変数定義の手法
text1= "文字列"
puts text1
num = 10.0
puts num
text2= "文字列と数値"
print text2,num
#実行結果
文字列
10.0
文字列と数値10.0
『,』で区切ることで文字列と数値を同時に出力できます。
次に、変数を用いた計算方法を見てみましょう。
#変数定義した数値の計算
puts "円周率≒"
num1=355.0
num2=113.0
puts num1/num2
#実行結果
円周率≒
3.1415929203539825
このように定義した数値で計算することができます。
数値の桁数が多かったり、扱う数値が何なのか管理したい時の手法として変数は便利です。
文字列の中に変数を入れて出力
文字列の中に変数を入れる手法として、『%s(※文字列の場合)』や『%d(数値の場合)』を用いるパターンと『#{変数名}』を用いるパターンの2つがあります。
それぞれの使い方をまとめた例文を見てみましょう。
#変数定義した数値の計算
text="abc"
number=10
printf "文字列に文字列%sを代入\n",text
printf "文字列に数値%dを代入\n",number
puts "文字列に#{text}を代入"
puts "文字列に#{number}を代入"
#実行結果
文字列に文字列abcを代入
文字列に数値10を代入
文字列にabcを代入
文字列に10を代入
変数で配列、ハッシュを定義する手法
最後に配列やハッシュを変数で定義する手法を学んでおきましょう。
配列を定義するときの構文は『配列名=[変数1,変数2,…]』です。
#変数で配列を定義
array=[1,2,3,4,5]
puts array
#実行結果
1
2
3
4
5
次にハッシュを定義する方法です。
ハッシュは『ハッシュ名={“変数名1″=>変数1,”変数名2″=>変数2,…}』となります。
#変数でハッシュを定義
hash={"hash1"=>1,"hash2"=>2,"hash"=>3}
puts hash
#実行結果
{"hash1"=>1, "hash2"=>2, "hash"=>3}
これらの変数定義の手法を覚えておけば様々なプログラミングに活用できるでしょう。
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